11月23日(月祝)開催の第21回文学フリマ東京に出店します。
ブース ウ-57(2階Fホール)
今回は、一年間続けてきた詩誌のをああるが独立し、となりのブースになりました。
品切れになっていたvol.1、vol.2も増刷し、新刊のvol.3とともに、3冊並びます。
いつもは短編・掌編小説のカテゴリにいるのですが、今回はのをああると合体を組み、詩のカテゴリにはいりましたので、販売物も詩に重点を置いてみようかな、と思っています(140字小説活版カードももちろん販売します)。
ということで!
文フリでの新作は、「新・水の球 蝶になった日」。
旧作の「水の球」(第3版)もいっしょに販売します。
以前も書きましたが、「水の球」はわたしの創作の原点です。
詩と散文の中間のような作品で、長さはどれも原稿用紙8枚(3200字)程度。
はじめは5編で冊子(初版)にしましたが、完結したという感覚がなく、また数年してもう1編かけたのでまとめ直し(第2版)、さらに数年後第2版の内容を書き直し、もう1編加えて第3版を出しました。
そして今年、10年ぶりにまた新作が誕生したのですが、まだもう少しできるような気もして、旧作とまとめ直すのではなく、新作1編だけの薄い薄い本になりました。
成長し、自分の生家を出て新しい家庭を持った女性が、ある日坂をのぼっているときに蝶になり、生家に帰って幼いころの自分と出会う…というお話です。
「水の球」の作品は、自分の家族や、わたし自身の経験を描いたものが多く、「わたし自身」といってもよい作品群です。
今回新作ができたことで、もしかしたらこれは死ぬ間際まで続くのかもしれない、生きている限りずっと過程で、わたし自身は完結を見られないのかもしれない…と、なんとなくおそろしい気持ちがしてます笑。
新・水の球/蝶になった日 B6判 オフセット印刷 24ページ
文フリ特価 300円(通常400円)
水の球(第3版) B6判 オンデマンド印刷 76ページ
文フリ特価 900円(通常1000円)
「へそ」「ななめになって」「恋ヶ窪に」「波打ち際で」「図書室」「水の鏡」「草を踏んで」の7編を収録しています。
若いころのわたしの分身のような作品たちです笑
装画は西岡千晶さん。目次、章扉にも西岡さんのイラストがはいっています。
そして、詩集「空にかける橋 100の短い詩」と短編集「羽ばたき」。
詩集「空にかける橋/100の短い詩」 文庫版 オンデマンド印刷 132ページ
文フリ特価 900円
6、7行の短い詩が100個はいっている作品集です。
装画は美術作家の大槻香奈さんの作品「都市の底に沈む02」です。
短編集「羽ばたき」 文庫版 オンデマンド印刷 164ページ
文フリ特価 1,000円
詩と小説の中間(やや小説より)の作品を集めました。
表紙の写真は自分で撮影したものを使用しています。
140字小説活版カードももちろん販売します。
単品(35種類)販売はもちろん、これまでの特装版も在庫があるものは持っていきます。
・夕焼けの象(第2期特装版) 九ポ堂さんとのコラボレーション
・少女は鳥になりました(第3期特装版) 大槻香奈さんとのコラボレーション
・鳥のいる風景(第5期特装版) annas川畑杏奈さんとのコラボレーション
*第1期、第4期は完売しました。
いまのところ以上です。
余力があれば、もう1点くらい新刊を作りたいと思ってます。
むかし思潮社で出した「夢網」や私家版「遠くに世界が開けていました」も、長らく品切れなので、新版を出したいと思っているのですが、、、こちらはまたそのうちに。
それでは文フリ会場でお目にかかるのを楽しみにしています!
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