『活版印刷三日月堂 海からの手紙』が刊行されました。
昨年出た「星たちの栞」の続編になります。
「星たちの栞」では、祖父の営んでいた印刷所・三日月堂に帰ってきた弓子が、三日月堂を再開、それから1年の出来事を書きました。
「海からの手紙」は三日月堂2年目の物語になります。
今回のお客さんは、二十代の女性、小学五年生の男子、三十代の女性、四十代の男性。
弓子の祖父の代のころの話も出てきます。
「星たちの栞」(初刷り)と並べてみるとこんな感じです。
ちなみに帯を取るとこんな感じ↓
中村至宏さんの装画がとても美しいです。
三日月堂シリーズ、実は3巻構成を考えています。
1巻で営業を再開した三日月堂が、2巻で祖父のころのことを振り返り、3巻でさらに新しい場所を探していく。
そんな形にできたら、と思ってます。
まずは2巻を、どうぞよろしくお願いします!
コメントをお書きください
おおさわ (土曜日, 18 3月 2017 23:26)
2巻も素晴らしかったです!3巻までと言わず、ずっと続けて欲しいです!
ほしお (日曜日, 19 3月 2017 09:27)
ありがとうございます!
まずは3巻目、がんばります!
おめめ (木曜日, 15 6月 2017 12:50)
現在、NHKで放映中の「つばき文具店」から、なぜか、この三日月堂シリーズに辿りつきました。
ほしの さなえさんの本が全て気になります。
3巻目楽しみにしています。
ほしお (水曜日, 21 6月 2017 22:42)
おめめさん、ありがとうございます。
お返事遅くなってしまってすみません。
読んでくださって、とてもうれしいです。
ただいま3巻執筆中です。
刊行は年末ごろの予定ですので、少々お待ちくださいませ!
Chuck (日曜日, 30 7月 2017 09:30)
三日月堂と弓子さん、そして繋がっていく人々との誠実で優しい空気感に浸りたくて、すぐに2作目を読みました。3作と言わずもっと続けて頂きたいです。
ほしお (月曜日, 31 7月 2017 18:12)
Chuckさん、感想、ありがとうございます。
最初は3巻の予定だったのですが、内容が収まりきらず、4巻になる予定です。。
ゆっくりとした歩みですが、どうぞよろしくお願いします!
高木茂男 (木曜日, 05 10月 2017 15:08)
活版東京2017でサインいただきました。ありがとうございます。
活版印刷三日月堂懐かしく、楽しく読ませていただきました。
3巻を楽しみにしています。
ここで書いて良いのか分かりませんが、2巻「海からの手紙」内で一箇所間違いではないかと思われる記述を見つけました。280ページの写植は「縁がギザギザになるものは嫌だ、あれは文字じゃない、って」の記述ですが、写植は縁がギザギザになることはありません。30cmの文字を手書きして5mmまで縮小したネガフィルムを写真撮影した文字ですのでギザは出ません。その後デジタル化され出力用のドットプリンターがギザギザになります。他に初期のプリンターが解像度が低く若干のギザが出ていました。現在はCTP(コンピュータtoプレート)で1200dpi(1inch当たり1200個のドット)以上で印字されていますので肉眼では判別できないと思います。
余計な事かと思いますが、老婆心まで。
解像度も上がり
ほしお (木曜日, 05 10月 2017 22:10)
ご指摘ありがとうございます。
あの言葉は、写植初期の話として書かれています。
でも、その後改善されていますし、あの表現だと読者に写植全体について間違った認識を与えてしまうかもしれませんね。
次回重版がかかったときには、なんらかの形で修正を入れるようにします。
ありがとうございました。
高木茂男 (日曜日, 08 10月 2017 07:39)
さっそくのご回答ありがとうございます。
もしかして「電算写植機」のことだったのですか?
通常「写植機」は「手動写植機」を指すのでそのように思ったのですが、
電算写植機はかなり大きな設備投資(数千万円)となり、三日月堂さんクラスの印刷会社では設置できなかったと思います。
ほしお (日曜日, 08 10月 2017 08:02)
そうなのですね!
調べが足りず、すみません!
なんとか次で直すようにします。
ありがとうございます!
みわじん (土曜日, 24 2月 2018 15:15)
大変楽しく読ませていただいています。
高木さんと同様に写植=ギザギザに少し違和感をもってました。直していただけると嬉しいですね。
我が家も昭和40年頃に活版印刷屋でした。
確か昭和45年頃にオフセット印刷を初めて写植も同時期に導入したように記憶しています。
って言っても両親二人の小さな印刷屋でしたが…
我が家のはモリサワの写植でしたね。
手キンは我が家では手封筒?と言っていました。当時は活字を買いに行かされていました。(笑)
今は印刷屋はやめてしまったのですがお話を読んでいると小学生の頃に戻ったみたいで懐かしいです。
なんか変な事を書いてすいません。シリーズ続くことを期待しています。
ほしお (土曜日, 24 2月 2018 15:52)
写植の件は、修正を入れるお願いはしています。次の重版の折には修正されると思います。
手封筒はたぶん手フートですね。手キンと呼ぶ人と手フートと呼ぶ人がいるみたいです。もともと足踏み式(フート=foot)だったのを小型化して手で動かすようになって「手フート」になったと聞きました。
みわじん (月曜日, 26 2月 2018 22:30)
手フート。なるほど。
我が家の印刷屋さんは手フートと自動の名刺とか封筒系を印刷するやつと活版の少し大き目の、でも手で一枚一枚入れるやつと、オフセット印刷機と写植機と断裁機がありました。
箔押しとかエンボス入れとか…作字とか。懐かしい思い出が蘇ってきました。
続編をお持ちしています。
みかみ (木曜日, 26 4月 2018 08:54)
こんにちは。初めまして。中学生の娘が活版印刷の本が大好きで、全巻喜んで読ませていただいております。ポプラ文庫様宛に2月末ごろ葉書を送っているようで(ミニ活版印刷機の懸賞の応募)、葉書に長々想いをしたためたようです^^(残念ながら当選はしなかったようです。。)夏休みには東京の印刷博物館へ行き、夏休みの自由研究の課題にしたようです。娘が興味を持つきっかけを与えてくださり、本当にありがとうございました。これからもご活躍をお祈りしております。
みかみ (木曜日, 26 4月 2018 09:00)
訂正です。夏休みの自由研究は今年の課題です。印刷博物館へ行くのをとても楽しみにしております。娘はこちらの本のとりこですので、出逢えて本当に良かったと思います。これからもシリーズ続けていただきたいです。
ほしお (木曜日, 26 4月 2018 09:13)
コメント、ありがとうございます。
ミニ活版印刷機のプレゼントは、まだ発送前のはずです。お嬢さまが当選しているかどうかはわからないですが、もう少しお待ちくださいね。
活版印刷に興味を持っていただいたのもうれしいです!
実は今年の夏休み、印刷博物館で三日月堂関係のなにかがあるかもしれません笑 まだナイショなのですが、詳細決まりましたらこちらでも告知いたしますね。
シリーズ新刊は8月の予定です。
みかみ (木曜日, 26 4月 2018 09:26)
お忙しい中ご丁寧にご連絡いただきありがとうございます!
まだ発送前なのですね!まだ望みはありますね(笑) 娘が書店へ行った際、店員さんに在庫も無く入荷の予定もないと言われて、かなりショックを受けて懸賞の応募に賭けていたのです^^でも最近もう一度在庫を調べてみたら、入荷があったのでホッといたしました。色々ご丁寧に教えてください、感謝いたします。
こらから暑くなる時期ですので、どうぞご自愛くださいませ。ありがとうございました。
ほしお (木曜日, 26 4月 2018 09:37)
活版印刷機の増刷、4月中旬に出ていると思います。
重版の情報などは、大人の科学さんのツイッター@OKM_Fに出ています。
本誌はすぐに刷れますが、付録を作るのに時間がかかるようですね。だから一度にたくさんは作れないのだと思います。重版しても売り切れてしまうみたいですが、作り続けていくとおっしゃっていたので、品切れになっても待っていれば手に入ると思います。
みかみ (木曜日, 26 4月 2018 09:47)
ご丁寧にありがとうございます^^娘にとってとても嬉しい情報です。
娘が帰宅したら、新刊がでることを真っ先に伝えます!テンションがあがってきっとお勉強も頑張れることでしょう!ありがとうございました。