「言葉の園のお菓子番」シリーズ2巻「孤独な月」、10月9日発売です!
連句の世界を描いたシリーズ、今回はまた登場人物が増えて、少しにぎやかになりました。
そして一葉にも新しい仕事が!
今回の見どころは最終話。
1巻〜2巻の連句に登場した句はほとんど(1巻の「探査ロボ」の句のみ知人の作です)わたし自身が作った句でした。
ほんとうはいつもいっしょに巻いている人たちの句を借りられたら、と思っていたのですが、物語の流れや季節、連句の説明の都合でなかなかうまくいかず……。
それで2巻の最終話の連句は、いつものメンバーで実際に巻いたものを使うことにしました。
メンバーにそれぞれ登場人物を演じてもらうような形で巻きました。
物語の都合などで一部変更したところもありますが、ほぼ巻いたときそのままの形で、半歌仙(歌仙の半分、18句の形式です)一巻が丸ごと載っています。
いろいろな人の感覚が混ざっているのが本来の連句。
そのおもしろさを味わっていただけるかな、と思います。
ご協力くださった「連なる楽しみ」の皆さん、ありがとうございました!
今回もイラスト青井秋さん、デザイン田中久子さんの素敵なカバーです。
扉には青井秋さんの和菓子のイラストも。しっとりした味わいで、こちらもとても素敵です。
今回、大和書房のnoteに新刊インタビューを掲載していただきました。
そちらも合わせて読んでいただけるとうれしいです!