刊行から少し時間が経ってしまいましたが、昨年11月にものだま探偵団シリーズの文庫版2巻が出ました!
2巻目には「ルークとふしぎな歌」「わたしが、もうひとり?」の2作が収録されてます。
ものに宿った魂=ものだまの声が聞こえる小学生・鳥羽と七子の活躍を描くシリーズ。
「ルークとふしぎな歌」は、七子の英語塾の生徒たちがみんなふしぎな歌を口ずさんでしまう……という事件。
鳥羽の幼馴染でライバルの律は成績優秀で、中学受験を目指して進学塾に通っている。鳥羽と同じようものだまの声が聞こえるのだが、ものだまとはあまり関わりたくない様子。でも、たったひとつ、ものだまの声が宿るチェスの駒・ルークだけは大事に持っていて……。
「わたしが、もうひとり?」は、そっくりさんをめぐる事件。
ある朝自分のそっくりさんを見かけた七子。律にドッペルゲンガーを見た人は1週間で死ぬと脅されておびえるが、やがて学校やそのまわりでそっくりさんを見かけた人が続出する。鳥羽と七子は「七ふしぎ新聞」の記者を装い、ドッペルゲンガーの調査に乗り出すが……。
児童書として刊行されたシリーズですが、謎解き要素もあり、大人の方でも楽しんでいただけるかと!
巻末には、映画監督/作家/脚本家/翻訳家/レビュアーの堺三保さんの解説が掲載されてます。
カバーイラスト くまおり純
カバーデザイン 木下容美子
1巻と並べるとこんな感じ。
よろしくお願いします!