新刊『祓い師笹目とウツログサ』(文春文庫)が発売になりました。
目には見えない、虚ろの生き物。植物や菌のように自分では動かない存在をめぐる物語です。
怪異ものですが、怖くはないです! そしてある意味ほかのシリーズものよりリアルかもしれません。
こちらはもともと雑誌「星々」に連載していたもの。
最初は単発のつもりだったのに、いつのまにか連作になっていたという作品です。
本にまとめるにあたり、物語の舞台を古いニュータウンという設定にしたので、星々掲載時と変わった部分もあります。
そして序章がつきました。
表紙はひそかに大好きなタキタサキさんにお願いしました。
繰り返しますが、ホラーではないです!
怖くないです!
不思議でリアルな物語。
どうぞよろしくお願いいたします。