少し遅くなりましたが、2月に刊行された本をご紹介します。
初めて本になった作品『ヘビイチゴ・サナトリウム』の新版です。
ほしおは今年5月にデビュー30周年を迎えます!
少し早いのですが、帯の裏に「30周年記念」の文字も入れていただきました。
「なんでもない透明なものになるの」
夏休みが明けてすぐ、次いで年が明けた冬の日に、少女が校舎の屋上から墜落死する。ふたりは中高一貫の女子校で美術部に所属していた。時を置かずして、学園では三度目の墜死が。遺された未発表の小説、アルファベット・ビスケット、密室殺人、そして「ヘビイチゴ・サナトリウム」──少女たちの心理のゆらぎを鮮烈に描出する長編ミステリ。
著者あとがき ほしおさなえ
解説 笠井潔、久美沙織
ということで、長編ミステリです!
密室も出てきます。
しかし、ミステリである前に「女子校もの」で、少女たちの危ういあれこれが描かれています。
データというものの怪しさに関する物語でもあります。
2003年に刊行されたものなので、コンピュータ関係の記述がかなり古くなっていますが、現代に合わせて修正すると別物になってしまうので、当時のままの形にしてあります。
ややこしい物語で、いまの作風とだいぶ違いますが、原点として楽しんでいただけたらうれしいです!
あとがきは新版に合わせて書き下ろしました。
装画装丁がとても素敵です!
作品の雰囲気をしっかり捉えていただいて、うれしかったです。
かわいく見えて、不穏なものがあちこちに散りばめられてます。
色も素敵です。
装画 田川蕩
装丁 アルビレオ
